きび酢は、クエン酸を含むことからも、疲労回復効果があり、ミネラルやポリフェノールを豊富に含むことから、動脈硬化予防、血中アルコールの低減、胃液分泌促進、血糖値上昇の抑制(糖尿病予防)、高血圧予防効果があるといわれています。
例えば、カルシウムは、高血圧を予防したり、ストレスを解消し、精神を安定させる効果があり、骨粗鬆症を防ぐことで知られています。カリウムもまた、高血圧を予防作用があり、様々な成人病を防ぐ効果があるといわれています。
さらに、マグネシウムは、コレステロールの沈着を防ぎ、糖の分解をすすめ、糖尿病を防ぐ効果があり、ビタミンの吸収を助け疲労回復効果があるといわれています。
ミネラルが豊富なきび酢ですが、逆にナトリウムが少ないのも特徴です。ナトリウムといえば塩分ですが、塩分の摂りすぎは、高血圧の原因のひとつであり、塩分が少ないきび酢は、高血圧の予防にも効果が期待できるといえます。
きび酢にはオクタコサノール(octacosanol)が、ごく微量含まれています。オクタコサノールは、さとうきびの表皮部など植物ワックスに含まれる高級脂肪族アルコール類の一種です。
オクタコサノールには、いわゆる悪玉コレステロール値を低下させる効果があるといわれています。オクタコサノールには善玉(HDL)コレステロール値を維持しつつ、悪玉(LDL)コレステロール値のみを低下させる効果があるといわれています。そのため、心疾患や高血圧、動脈硬化、肥満などの生活習慣病を予防する効果が期待されています。
したがって、きび酢は、メタボリックシンドロームで悩んでいる人におススメのお酢のひとつです。
黒酢