α-カロテンが、メタボリックシンドローム対策に効果があるといわれています。α-カロテンは、β-カロテンやルテインとともに緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの一つです。緑黄色野菜に含まれる赤や黄色の色素です。
α-カロテンは、β-カロテンとともに、ニンジンに多く含まれることで知られていますが、体内で必要量に応じてビタミンAとなる、プロビタミンA(ビタミンA前駆物質)のひとつであり、強力な抗酸化力を持ちます。
プロビタミンAとしてはβ-カロテンが有名ですが、それは、β-カロテンのビタミンAへの転換率がα-カロテンの2倍であることによります。しかし、抗酸化作用においては、α-カロテンのほうが高いといわれており、皮膚や目、肝臓などの組織を活性酸素から守る効力は10倍あるともいわれます。
メタボで問題となっている、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、そして、細胞を老化させたり、ガン化させたり、炎症、自己免疫疾患の原因となったり、遺伝子の核酸DNAに損傷を与えるのは、活性酸素です。
α-カロテンは、強い活性酸素消去とフリーラジカル補足の働きがあることから、過剰な活性酸素の消去に効果があります。そのため、メタボには緑黄色野菜の摂取が推奨されているわけです。
皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高める作用があるとされていますが、α-カロテンは、肺や皮膚に豊富に存在していることから、特に肺がんの予防に効果があると考えられています。
ニンジンでは、100グラム当たり3600μgと、7900μgのβ-カロテンよりも少なく、260μgのルテインよりも多く含まれています。
カロテノイドは相互に働くことでサプリメントなどで摂取する場合には、α-カロテン単独ではなく、β-カロテンと一緒に摂ることでよりその効果を高めることができます。
α-カロテンを多く含む食品としては、ニンジンのほかに、西洋かぼちゃ、パーム油があります。
厚生労働省が2000年に策定した「健康日本21」では、野菜摂取の目標量を「1日350g以上、そのうち緑黄色野菜を120g以上」としています。また、カロテンは脂溶性のため、油類といっしょに摂取することが推奨されています。
α-カロテン メタボと食事
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