杜仲茶の効果は、アディポネクチンの働きを助ける作用があることが大きな要因と考えられています。アディポネクチンは、1996年に、当時の、大阪大学分子制御内科学教室の松澤裕次教授のグループによって発見された物質です。
アディポネクチンは、脂肪細胞が分泌するホルモンです。筋肉や肝臓にある酵素の一種『AMPキナーゼ』を活性化させ、この酵素が脂肪酸を燃やすことで代謝が進み、血糖を減少させることで糖尿病などを抑制することが出来るとされています。
そして、アディポネクチンの量は内臓脂肪と相関し、内臓脂肪が増えれば血液中のアディポネクチンは減少します。また、黒豆などの大豆に含まれるタンパク質も脂肪細胞の中にあるアディポネクチンを合成する機能を高める作用があると考えられています。
杜仲茶でメタボリックシンドロームを克服するには1日10gの茶葉を使用した杜仲茶を飲む必要があるとされています。ただし、生活全般の改善も当然ながら必要です。例えば、アルコールは、ビールなら中びん1本、日本酒や焼酎なら1合、ワインなら2杯を1日の上限とし、たばこはアディポネクチンの合成機能を弱める働きがあるので禁煙です。そして、適度な運動も必要です。
メタボに効果がある お茶
杜仲茶 / ドクダミ / 桑の葉茶 / オリーブ茶 / ウーロン茶 / ルイボスティー / ギムネマ茶 / なた豆茶 / グァバ茶 / チコリ / マテ茶 / ヨモギ(蓬) / 柿の葉茶 / 緑茶 / クミスクチン茶 / プーアル茶 / くま笹 / シナモン / ハイビスカスティー / アマチャヅル / ごぼう茶 / サラシア茶 / コーヒーで糖尿病予防