ゴマリグナンは、肝臓で抗酸化作用を発揮します。肝臓では大量の活性酸素が発生することで、肝細胞は常に活性酸素の攻撃にさらされています。その結果、肝機能が低下すると、血液中に過酸化脂質が増え、これが脳梗塞、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因になります。
ゴマリグナンは、その抗酸化作用で肝臓の細胞を活性酸素から守ることで肝機能を強化し、脳梗塞、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果があるんです。
さらに、ビタミンEは全身、とりわけ血管などで抗酸化作用を働くことが知られていますがそのビタミンEを肝臓内で酸化から守るのがゴマリグナンです。
ビタミンEは、脂溶性のビタミンで、坑酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、生活習慣病の原因となる体中の活性酸素を取り除いてくれます。しかし、これらの抗酸化作用を体中で発揮する前に肝臓で消費されるのを防ぐのがゴマグリナンです。
ゴマは、このビタミンEとゴマリグナンを含むことで、肝臓の機能を強化し、体中の活性酸素を取り除いてメタボの予防、改善に効果があるといえます。