プーアル茶(Pu'ercha)は中華人民共和国雲南省南部及び南西部を原産地とする中国茶で黒茶の一種ですが、緑茶や烏龍茶の親戚といえます。茶葉に残存する酵素だけで長期間、発酵させた生茶と、カビによる発酵で短時間で量産できる熟茶があります。一般的に販売されているプーアル茶は熟茶です。
プーアル茶に含まれる重合カテキンは、緑茶などにも含まれるカテキンと比べると食べた脂肪が消化管で消化・吸収されるのを妨げる効果が高いとされています。また、肝臓における脂肪酸の燃焼(β酸化)を促進する作用は、通常のカテキンの方が高いようです。
プーアル茶には重合カテキンとカテキンの両方が含まれているので、重合カテキンの「脂肪吸収阻害効果」とカテキンの「脂肪燃焼効果」を併せ持つことになります。しかも、脂肪分解を促進する作用がある酵素のリパーゼを含むことで高血糖の改善や肥満の解消などメタボリックシンドローム対策に高い効果が期待できると考えられます。
プーアル茶は、重合カテキンやカテキン、そしてミネラル類などを豊富に含むことで、利尿作用や新陳代謝を活発にする効果に優れ、血液中の脂肪酸を減らすとされていて、血糖値の上昇を抑制、ダイエット効果、消化促進、整腸作用、二日酔い、胃のむかつき改善、血行促進に効果があるとされています。
メタボに効果がある お茶
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